夫に不倫をされた妻が、不倫相手の女性に対して夫への求償権放棄を前提に110万円の慰謝料を取得した事例
事案の概要
子どもが夫の携帯電話を見たことがきっかけで夫の不倫が発覚。女性に対し慰謝料請求をしたいとのことで来所。
請求した、された
した
請求者
40代女性
不貞行為をした配偶者
50代男性
被請求者
50代女性
婚姻期間・子の有無
婚姻期間約15年、子2人
不貞後の夫婦の状況
同居・修復
不貞行為の期間
4ヶ月
交際の経緯・積極性など
同窓会をきっかけに親密となり、交際に発展。
証拠の有無・内容
メール・LINE・探偵の調査報告書
請求額
300万
解決内容
夫への求償権放棄を前提に110万円を一括で支払い
解決までの期間
4か月
所感
弁護士名の内容証明郵便を送付したところ、すぐに相手も代理人を付け、代理人間の交渉となりました。
こちらは夫婦関係を修復する前提であり、今後の交際を止めてほしいと強く希望していました。そこで、謝罪文の交付、今後違反して肉体関係を持った場合の違約金、違反して連絡を取った場合の違約金等の条件を強く主張して交渉を行った結果、基本的に当方の主張を含む形での示談が成立しました。
慰謝料自体も、夫との修復が前提であったことを考えると、求償権放棄で110万円という内容は、裁判例に照らしても比較的高額の慰謝料が取得できたのではないかと思います。
その他の特記事項
・相手方にも夫がいた(W不倫)
・夫とは関係を修復
・今後の交際禁止・今後の接触禁止、それぞれに関する違約金等の条項あり。