妻子持ちの男性と不倫をしてしまった女性が、妻から慰謝料300万円を請求され、実質的な負担35万円で示談を成立させた事例
事案の概要
不倫をしてしまった女性が、妻の代理人弁護士から慰謝料300万円を請求する内容証明郵便を受け取り、今後の対応を相談するため来所。代理人として示談交渉を受任。
請求した、された
された
請求者
妻(30代)
不貞行為をした配偶者
夫(30代)
被請求者
20代女性
婚姻期間・子の有無
結婚期間9年子2人(小学生)
不貞後の夫婦の状況
婚姻継続
不貞行為の期間
2年半
交際の経緯・積極性など
元恋人同士として再開し、何度か会っているうちに交際に発展
証拠の有無・内容
交換日記の内容
請求額
300万
解決内容
●慰謝料50万を認め、35万を払えば残りを免除
●夫への求償権を放棄
解決までの期間
2か月
所感
不貞行為は本人が認めており、不貞期間も長く、高額の慰謝料も見込まれる事案でした。しかし、依頼者には全く資力がないため、とにかくその点を強調して減額を求めることに全力を尽くしました。
請求者側は婚姻継続をしている様子だったため、裁判例等を示したうえで減額交渉を行うとともに、夫への求償権を放棄するとの前提での減額を求めました。
請求者側にも代理人が就いており、代理人同士で回収可能性も見据えた調整ラインを見いだせたことも、早期解決につながったと思います。