夫の不倫相手の女性に対し、求償権放棄を前提に60万円の慰謝料を得て夫との仲を修復した事例
事案の概要
夫の職場の同僚とのLINEのやり取りから不倫を疑い、夫が認めたため、慰謝料請求をしたいとの希望で来所。代理人として示談交渉を受任。
請求した、された
した
請求者
30代女性
不貞行為をした配偶者
20代男性
被請求者
20代女性
婚姻期間・子の有無
婚姻期間4年、子1人(幼児)
不貞後の夫婦の状況
同居・修復
不貞行為の期間
4か月
交際の経緯・積極性など
夫が職場の部下の女性を気に入り、夫から女性を誘って交際に発展。
証拠の有無・内容
LINEの会話データ、夫が認めている
請求額
300万円
解決内容
求償権放棄前提で60万円(一括)。今後の接触禁止、違約金条項付。
解決までの期間
5か月
所感
相手方にも代理人が付き、交渉を行いました。相手方に資力がなく、そのことの資料の開示等もあったこと、夫とは修復を希望されていたことから、金額を上げることよりも、求償権放棄と今後の交際禁止・違約金条項等の条項に重点を置きました。これらの条項が付けられるのは、示談のメリットであり、相手が今後も交際しようと考えているのかどうかの試金石にもなると思います。